
こんにちは。古屋電機工業の古屋です。
当社は10月からSNSを始めました。理由は、当社のことを知ってもらったり、制御盤制作やFAの仕事の魅力を届けたいからですが、もう一つ、広く伝えたいことがあります。
それは、製造業の現状です。
製造業従事者の高齢化
日本は2025年に超高齢化社会になると言われています。5人に1人が高齢者になるというものです。これに伴い就業者も高齢化しています。

https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1292.html
令和3年の統計局の発表によると、高齢就業者は17年連続で前年に比べ増加し、906万人と過去最多になりました。

https://www.stat.go.jp/data/topics/topi1292.html
製造業においても同様です。65歳以上の就業者の割合を見ると、2002年時点で4.7%ほどでしたが、2018年〜2020年あたりでは8.8%前後です。制御盤に特化しても同様で、熟練工は活躍している一方で業界全体として若手人材が入ってこず、将来が危ぶまれています。
いつまでも若々しく高齢者が働くのは良いことです。しかし、いくら高齢者が頑張っても、熟練者である彼らの技能・技術の継承者がいなければ業界は廃れてしまいます。
製造業の深刻な人手不足を実感したエピソード(実話)
制御盤に欠かせない材料の一つが板金です。板金の仕入れや塗装はご依頼いただく制御盤によって大手メーカーだったり家族経営の板金屋さん・塗装屋さんだったりと変わります。

当社も、とある家族経営の塗装屋さんと取引しています。以前はやや無理のある納期でも依頼を引き受けてくださり、休日返上で作業をしてくださっていました。丁寧な仕事ぶりが伝わってくる高品質な仕上がりを見ると「これぞ日本のものづくり!」とつくづく思いました。
しかし、最近では高齢化に抗えず、引き受ける案件数も少なくしているようです。もしこのまま継承者がいなければ、残念ながらこちらの板金屋さんはお店をたたんでしまうでしょう。
これは深刻な問題です。
このまま同じようなことが続けば、社会インフラを支える日本の技術力が、ものづくりの担い手が無くなってしまうかもしれません。
この板金屋さんだけではありません。製造業界の至るところで同じようなことが残念ながら怒っています。
製造業、制御盤屋はクリエイティブ!
私は、制御盤制作にしても、板金制作にしても、製造業はどれもクリエイティブだと思います。
お客様が求める完成形に向けて一切妥協せず作り上げていく過程は確かに厳しいものですが、ゼロから作り上げる喜びを感じられるでしょう。完成時には大きなやりがいを感じられると思います。
だからこそ、私は若い世代の方に製造業の楽しさを知ってほしいですし、日本のものづくりの技術力を守る仲間を増やしたいと考えています。

今日は少しでも多くの人に製造業の現状を知っていただきたいと思い、綴らせていただきました。
当社も制御盤やFAを通じて社会貢献しつつ、日本の技術力を後世に残したいと考えています。
この記事に共感し、私たちと一緒にものづくりをしたいという方。
ぜひお問い合わせください!
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